“進撃”の中国―、「南京」登録の狙いとは?

“進撃”の中国―、「南京」登録の狙いとは?

2016.01.30

表 奈就子

表 奈就子

HS政経塾 第5期生

「南京大虐殺」ユネスコ記憶遺産登録とは?

日本は平和主義国ですが、今の日本が置かれている国際社会の立場、ご存じですか?

何にもわからず各国の動きの濁流に流されがちなのが今の日本です。今回は『南京』登録から、国際社会の

弱肉強食ぶりを垣間見て、今後の自衛を考えたいと思います。

2015年10月10日、ユネスコ世界記憶遺産に、中国が申請していた「南京大虐殺文書」が登録されました。

私たちはこの登録を阻止する署名活動などを行ってきましたが、街中で学生に「南京大虐殺って知ってる?」と聞いても、私が聞いた学生たちはみんな「知らない」とのこと。そこでここで簡単に説明します。

南京大虐殺とは「1937年、日本軍が当時の中華民国の首都・南京市を占領し、30万人もの南京市民を虐殺した」と、中国および朝日新聞・本多勝一記者によって「主張されている」事件のことです。

なぜ「主張されている」という表現かというと、この事件はでっちあげだからです。

つっこみポイント

  • 30万人虐殺と言っても、当時の南京人口は20万人しかいなかった
  • 当時南京に外国人記者も多数いたのにまったく報道されていない
  • 当時日本と戦っていた国民党・蒋介石も、何の非難もしてない
  • 日本軍には南京入城の際、「日本軍が他国の首都に入るのは初めてのことで、多くの国が注目しているので、不法行為等絶対にしてはならない」と厳しい軍命が出されていた
  • 南京にいたという外国人宣教師の証言もあるが、大体人から聞いたという被害であって、自分で「虐殺」を見たという話はない
  • 中国生まれの評論家・石平氏の大学時代の友人は、代々南京市内で商いをしている家系だが、祖父祖母とも大虐殺の話を聞いたことがなく、親戚も健在だと言っていた

…など、いろいろつっこみどころがある事件です。

そもそもなんでこんなウソが出てきたのか?

もともとの出所はここです。終戦後の1946年、敗戦国である日本は戦勝国によって裁判にかけられ、「悪者」のレッテルを貼られました。悪者には悪事の証拠が必要ということで、南京占領から9年の歳月を経て「日本が虐殺を行った」とされたようです。

そもそも30万人虐殺とは、広島 + 長崎原爆投下 + 東京大空襲 と同規模の被害人数です。戦勝国アメリカは、民間人の無差別攻撃を隠すためにこのような事件をでっち上げたのではないか、と言われています。

ではなぜ中国はこれを世界記憶遺産に申請したのか?

今、中国の習近平国家主席は「中国の夢」という言葉をたびたび使います。これはかつての清朝と同じくらいの領土を持ち、再び世界帝国のような豊かで強い国になりたいというもののようです。

戦後、権力を握った中国共産党の拡張の歴史をざっと見ると以下のようになります。

中国共産党・“進撃”の歴史

  • 1949年 新疆へ侵攻、占領
  • 1959年 インドのアクサイチン地方占領(第一次中印国境紛争)
  • 1969年 中ソ国境紛争(珍宝等事件)
  • 1974年 ベトナム領西沙諸島に侵攻、占領
  • 1979年 ベトナムに侵攻(中越戦争)
  • 1988年 プラトリー(南沙諸島)の領有を突然宣言し侵攻
  • 2010年 尖閣沖で中国漁船が日本の巡視船に衝突、尖閣接続水域で艦船接触が常態化
  • 2014年 ベトナムの排他的経済水域圏内で一方的に石油発掘、抗議するベトナムの漁船に海警船が衝突、漁船は沈没

~ 現在に至る

まさに侵略。“進撃”の歴史ですね。「日本が戦後秩序を破壊しようとしている」とは、どの口が言うんでしょうか。

日本が邪魔な理由

こんな中国の目の上のたんこぶが日本です。東シナ海、南シナ海を制圧するには、位置的にも国力的(日米同盟で、アメリカをアジアに引き込める力がある、経済力がある、など)にも、日本が邪魔なのです。

そこで日本を弱らせる有効手段が、南京大虐殺の記憶遺産登録のような「日本悪者宣伝」です。

「日本は悪い国だ」と言い続ければ、①国際的に日本は孤立、②日本人は委縮して、よりおとなしくなる、③他民族を抱えてまとまりがない中国的にも反日で一致団結できる――という一石三鳥作戦で、日本を「歴史的に悪い国」として世界に定着させようとしているのです!

日本はどうすべき?

以上が、国際的に日本が置かれている立場ですが、政府の認識はどうなのでしょうか?

当の日本政府は、いわゆる「南京大虐殺」について、「30万人は多過ぎでも、ひどい行為はしたのでは…」という認識なので、この中国の申請に強く出られなかったようです。結果として「南京大虐殺」は登録されてしましました。

ですが、南京大虐殺はでっちあげです。南京に入る以前に戦闘はありましたが、さまざまな資料から、多くの有識者が「虐殺はなかった」としています。

中国の拡張主義と、歴史認識で日本を貶めることは表裏一体です。この中国の方針によって被害を受けているのは、日本だけでなく上記の侵略された国々です。

日本政府が弱気で正論を言えないなら、真実を知った人たちが、自分たちの平和を守るだけでなくアジア周辺の平和を守るために、自分たちの誇りを取り戻して「間違っているものは間違っている!」と言っていきましょう!

 
 

参考 – 「ユネスコ『南京』登録に反撃する国際シンポジウム」(12月13日開催)

『これが「南京大虐殺」ねつ造資料のすべてだ 中国による「不正登録」を阻止せよ – ユネスコ記憶遺産 – 戦後70年 日本の誇りを取り戻そう』(The Liberty Web)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9799
参考 – the-liberty.com

『マスコミの黙殺が招いた、ユネスコ記憶遺産への「南京」登録』(The Liberty Web)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10439
参考 – the-liberty.com

『ユネスコ「南京」登録の決定打は「日本政府が認めているから」 歴史学者の藤岡氏、幸福党の釈党首が会見』(The Liberty Web)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10592
参考 – the-liberty.com

『南京登録は日本外交の“敗北” 松浦前ユネスコ事務局長「部分的に取り消す手順ある」』(産経ニュース)
http://www.sankei.com/politics/news/151016/plt1510160051-n1.html
参考 – sankei.com

『「南京大虐殺」の登録は「絶対に撤回」「国防上の問題だ!」
http://www.sankei.com/politics/news/151213/plt1512130023-n1.html
参考 – sankei.com

参考 – 『The Liberty』2016年1月号「経済崩壊の中国が持つ切り札」

参考 – 宮越秀雄 著『言いがかり国家「中国」を黙らせる本』(彩図社)

参考 – 勝岡寛治 著『これだけは知っておきたい日中問題20のポイント』(明成社)

この記事を書いた人

表 奈就子

表 奈就子

HS政経塾 第5期生