
「カジノ法案」って正直どうなの??
2017.01.28
2017.01.28
轡田 日菜子
カジノを中心とする統合型リゾート(IR)整備推進法案が可決、成立する見通しであるといいます。(日本経済新聞「カジノ法案、参院で修正可決 衆院に送付・成立へ」http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H5T_U6A211C1000000/)
観光や地域経済の振興に寄与し、財政の改善に資する……とはいってもカジノって大丈夫なのか?と思われる方は多いでしょう。
刑法には賭博罪(第185条)、賭博場開帳罪(第186条第二項)があります。
カジノはこの「賭博」に含まれます。
そもそも人間にとって好ましいものではないから刑法上の罪になっているはずなのに公的機関から許可が下りていれば罪ではなくなる、のはやはりどこかおかしいとしか言えません。
カジノによってギャンブル依存症になってしまったり破産してしまい不幸になる、等は決して予想できないことではありません。
確かに統合型リゾートに人が集まりお金が入る、観光のアピールポイントになる、ということはあるでしょう。
しかし本当に経済効果を生み出したいのであればなにもカジノを中心とした統合型リゾートでなくてもいいのではないでしょうか。
犯罪や麻薬等のことも考えると必ずしもこの統合型リゾートが地方自治体にとってプラスであるとはいえません。
経済政策としては邪道です。
この法案の目的はズバリ”国民に浪費させること”です。
国民が貯金をなかなか使ってくれないからなんとか使わせたい、が本音です。
政府が国民の消費、経済に関わりすぎるのはよいことではありません。
日本を経済的に発展・繁栄させたいのでしょうが(それ自体はいいのですが)そのやり方は一度見直していただきたいものです。
詳しくは
法話・霊言 公開情報 『政治の論点について』
https://happy-science.jp/info/lecture/2016/21626/