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教育勅語は悪者なのか?

2017.05.26

上野 詩織

上野 詩織

4月、教科書検定や新たに授業で用いられる教材について話し合いが行われる季節です。

今年もこの教材を巡り与野党で意見が分かれました。
それは、教育勅語を教材として使用することに対しての是非についてでした。
野党民進党の蓮舫代表は教育勅語について「戦前に戻るような使い方をしてはいけない」と述べ、教育勅語を使った授業の負の側面を「戦前」という言葉に象徴させて、強調しました。

この教育勅語、実は現在話題の森友学園でも生徒に暗唱させることを目標として掲げており、このことに関しても国会では疑問が呈されていました。

 

そもそも教育勅語とは?

その歴史は古く、明治30年1890年に明治天皇の御名で公布されました。
国民を天皇に仕える「臣民」として記しており、臣民としての素養を教えるものとして日本が戦争に負けるまで国民学校では必ず暗唱を義務付けられていました。

明治神宮

教育勅語は、日本神道を基盤に置いた教育を目指しています。
これによって人間として徳を重んじながら、天皇陛下を敬い、富国強兵に励む日本人が育っていきました。

では、なぜこの教育勅語が現代では否定的なイメージで捉えられるのでしょうか?

それは日本が第二次世界大戦で敗戦国となり、GHQにより占領統治されていた時代に原因があります。

GHQは特攻隊に代表されるような日本人の天皇に対する忠誠心の強さに驚き、その根源であった教育勅語を「国家主義的である」として、民主的な国家を作るためには必要のないものであると廃止させてしまいました。
その結果、日本の教育における精神的支柱は取り去られました。

当時、教育勅語を存続させるか否かについて有識者で話し合いが行われた際には、アメリカやイギリスなどでは福音書等の宗教的支柱のもとで教育が行われていることを根拠とし、教育勅語は日本の精神を支えるためには今後も必要ではないかといった意見が多く出されていました。

戦後直後には、宗教的価値観を基盤にした教育の重要性が認識されていたことがわかります。

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愛国心の元には宗教的価値観を

正しい愛国心をそだてるためには、国を成り立たせている宗教的価値観に基づいた教育が必要不可欠です。
そして愛国心をもつ子供たちの輩出は、決して一国主義に陥ることと直結していません。
なぜなら、宗教に基づいた教育では、高貴なる義務を果たすことを求めることが多いからです。これによって子供たちは、公の為に生きることに価値を見出すと考えられます。

義務教育において、国を想い、国のためになろうとする人材を輩出するには、“戦前”の教育勅語の良い部分に注目して虚心坦懐に学ぶべきではないでしょうか。
現行の政治家には、日本を発展させる教育のために何を教えるべきかの正しい舵取りを期待します。