
何かおかしいマイナンバー
2016.01.11
2016.01.11
水野 善丈
HS政経塾第5期生
農家が家畜につける番号の目的は、一頭一頭の健康状態や成長具合を知るためです。
国民一人ひとりに12ケタの番号を付けるマイナンバー制度は、私達国民のメタボ健診などの健康状態や収入がどれくらい増えたかなど知るために付けられます。あたかも家畜のように国民を監視する制度に疑問を持たざるを得ません。
家畜に番号を付けるのは、農家がより効率よく飼育をするためですが、マイナンバーも政府にとって国民を自由にさせるよりもあらゆる情報を管理し、行政効率をよくするために取り入れられます。
こうして見てみると、政府が国民に対して大きな実権を握りすぎているのではないかと感覚的に感じるのではないでしょうか?
いくら悪用しないと言われても、マイナンバー制度に不安に思うのは当たり前です。
また、世界と比べても日本のマイナンバー制度の恐ろしさが分かります。
世界では、様々な呼び名でマイナンバー制度のようなものが用いられていますが、
日本ほど「活用範囲が広く」、「強制参加」させる国はどこにもありません。
G7諸国と比べてみても分かるように、日本ほどの「活用範囲が広く」「強制参加」を求めている国は存在しないのです。
一方で、これを聞いても「始まったからもうダメじゃん」と嘆く方もいらっしゃると思います。
しかし、まだ範囲を限定してのスタートですので、今から国民の声を上げていけば、まだ間に合います。
実際に、イギリスでは、国家が国民の個人情報を収集するのは、人権侵害に当たるとして保守党・自由民主党による新連立政権で、中止されました。
こうした政府が実権を大きくしようとする流れに対し、民主主義をフル活用し、政治参加からマイナンバー制度に歯止めをかけ終止符を打っていきましょう。
まだ止められる。
「マイナンバー制度の廃止を含めた抜本的見直しを求める署名」はこちら
水野 善丈
HS政経塾第5期生