
憲法9条改正ってこわいこと?
2018.05.23
2018.05.23
名嘉 かなこ
大学2年生
近年よく言われる“憲法9条”とか、“憲法9条改正”という言葉、「一体何を議論しているのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。「憲法って難しいし、小学校や中学校の社会の授業で学んで以降よくわからない。」、そのように考える人もいるかもしれません。
しかし、この“憲法9条”に関する議論は日本の未来を左右する、とっても大事な議論なのです。“憲法9条”があることによって、日本は今、とても危険な立場にあります。
そこで今回は、1.そもそも憲法9条って何なのか。2.なぜ憲法9条が日本にとって危険なのか。これらを述べていきます。
そもそも憲法9条とは、どのような内容なのでしょうか。
日本国憲法第二章
第九条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に気球し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するために、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
この条文をただ読んでみると、「日本は平和を愛する良い国だな」と思います。これを、“平和憲法”と呼ぶ人もいます。
しかし、本当にこれは“平和憲法”なのでしょうか。
幸福の科学の大川隆法総裁は、憲法9条に関してこの様な意見を述べております。
例えば、憲法9条のような思想は、仏教的に見れば、確かに、一種の「仏教の思想」のようなところもあり、世界のすべての国が、「武装をしないで戦わない」ということを守ってくれれば、それに越したことはありません。ただ、今のところ、日本の憲法9条を採用してくれる国家は、ほかに一国もないわけです。「一国もない」ということは、「多数決において受け入れられない」ということです。どの国も、「これを受け入れたら、国が滅びる」と思っているもいらっしゃるのではないでしょうか。
平和を愛することはとても素晴らしいことですが、自分の国をまもるための“抑止力”として武器を持たずにいることは、自分の国以外の国もとても優しく、他の国と協調しあう平和を愛する国ならば成り立つでしょう。
しかし、現在は、ほんの1300kmの場所に年に何度も日本に向かってミサイル発射実験をする北朝鮮という国があります。
この事実からみる憲法9条の実態は、鉄砲を向けてくる者(北朝鮮)に対して、盾を持たず丸裸でいる(日本)ということになります。
「日米同盟を結んでいるし、アメリカが守ってくれるから大丈夫だろう。」
この様に考える人もいるかもしれません。確かに、大国アメリカと手を結んでいる状態は安心できますが、トランプ大統領は選挙戦時に「日本が防衛費を出さなければ、日本を守らない。日本から撤退する」と述べています。これは「自分の国を守る“抑止力”としての武器を日本が持たなければ、アメリカは日本を守らない」という意見を示唆していると考えられます。
4月21日に北朝鮮はミサイル発射実験の中止を述べましたが、北朝鮮が2005年に6ヵ国協議で「非核化」に合意したにも関わらず、翌年には初の核実験を行いました。
「憲法9条を改正することは日本が戦争をするということだ」と述べる人もいます。しかし、憲法9条を改正しない方が、むしろ“こわい”未来が待っているのです。
私たちの生命・安全・財産をまもるためにも、憲法9条の改正は必要です。
「自分の国は自分で守る」
これが、日本の未来をまもる大事なキーワードではないでしょうか。